いぇれMIKIZOさんの二日間に渡るヨガビジネスセミナーを先日受講しました。私はヨガを専門としていないのですが、受講してみて予想通り、ヨガという一つ角度から見ただけで、私が携わる音楽の世界、アレクサンダー・テクニークの世界など、別の分野でも、全く同じ話を置き換えることができるものでした。プロとアマチュアの違いは、どう考える?
クラリネット宮前和美
BodyChanceで行われた、MIKIZOさんの二日間に渡るヨガビジネスセミナーを先日受講しました。
私はヨガの世界に携わったことはないのですが、受講してみて予想通り、ヨガという一つ角度から見ただけで、私が携わる音楽の世界、アレクサンダー・テクニークの世界など、別の分野でも、全く同じ話を置き換えることができるものでした。
ほぼ受講者は女性であったので、MIKIZOさんが話すヨガビジネス目線が、「男の人の考え方」との違いであるようにも思えて興味深かったです。まず、感覚・感情や自分の関わる人や環境の常識で判断する女性と、分析し数字で物事を理解し事実で判断する男性の頭の中身。言われてみれば、自分が思っていることがどんなに不確かで曖昧で自分中心なのかと、瞬く間に証明されていったのですが、捉われている常識をどんどん外し、新しい視点で物を見せてくれて、外から殻を破られ、これまでいた自分の場所から思いっきり手を引かれて、別の場所に連れていってもらいました。
特に、私にとってまだ歴史が浅い、アレクサンダー・テクニークの教師として今後どうやって活動していこうかという視点が、「アマチュア目線」故の甘えがあることにはっきり目を向けさせられました。自分がやりたいからやる、自分の為にやる、という考えの中で関わっている。それは何ら悪いことではないと前置きがありつつ、MIKIZOさんの「プロとアマの違い」の定義で言うと、『アマチュアは自分の為に行動をする人であり、プロは(まだ見ぬ)誰かの為に行動をしている人である』という点。その世界で活動してビジネスとして成功させたいなら、それが必要だと強く主張していました。ヨガのインストラクターは、トレーニング中に学んでインプットし、卒業し資格を取り教える立場になったときには、今までの自分の学びを元にアウトプットするもの。だけれど、プロの視点があるなら、インプットの時点で既に誰かの為であり、誰かの為にアウトプットする。インプットさえ自分の為だけではない視点があるのがプロだと。
BodyChanceの校長ジェレミーからも近い話を聞いたことがあります。学ぶことと教えることは表と裏。自分の理解を深めるには、これを教えるという視点を持ってレッスンを受講することだと。
情熱的に活動し活躍している人の話や、私が魅力的だと思える人には、必ず誰かのためにどうしたいという信念が根本にあるという共通点があり、それが原動力になってビジネスに繋がっていると感じます。とすると、私がアレクサンダー・テクニークに関わり、このレッスンは面白い、役に立つ、もっと学びたいと思っているそのことが、自分の為なのか、それとも誰かの為のものなのかという問いに、どう答える自分なのか。セミナーでは、「ヨガ」の世界での具体的な話を聞きながら、「アレクサンダー・テクニーク」にも、「音楽」にも、「クラリネット」にも、全く同じく共通していることだと、自分の活動や生き方を振り返り襟を正す思いでした。
感動してもらいたい、誰かの役に立ちたい、サポートをしたいと思っている自分もいる。けれどより具体的に、詳細に、自分の行動を思い返すと、「まだ教える技術が十分ではない」とか「SNSは苦手」とか「マーケティング難しそう」とか「人からどう思われるか」という考えからくる行動は、確実に自分に向いています。(まだ見ぬ)誰かの役に立つ為には、その人に届くようにSNSの関わり方も変わるはずだし、自分の経験のなさを怖がる前に、色々な方法で、なりふり構わず教える経験を増やして、もっと深く沢山の人に関わるようにしようとするはず。
自分はなぜこれに携わるのか?
何のために今この行動をしているのか?
私にとってこの二日間のセミナーで、一番心に響いていることです。
漠然とMIKIZOさんが言うところのプロ意識を持っていたように思いますが、より具体的で揺らがない信念やコンセプトをはっきりさせようと、セミナーを受けてから色々情報収集し始めました。少し時間が掛かるだろうし、変化をしていくものだとは思いますが、核となる自分のコンセプトをしっかり掴み、はっきり言葉にしそれを指針に行動をしていく。それがプロの仕事。
ヨガビジネスセミナー、参加できて良かったです。
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