アンブシュアで悩んだときに、基礎知識として持っていたらよかったと思えること。今日は2日目、【アンブシュアは、誰でも同じなはずはない。】です。
クラリネット宮前和美
「アンブシュアで悩んだときに、知っておきたい9つのこと。」
2、【アンブシュアは、誰でも同じなはずはない。】
アンブシュアは、正しい形があると思っていました。
個人の骨格や歯並びの違いによって、多少の違いがあったとしても。
マウスピース何㎜の場所に歯を当て、左右対称に、前歯二本は中央でマウスピースに当たるようにして、前歯より下の歯の方がくわえを深くして、楽器の角度は、できる限り真っ直ぐに構えていることが、基本的に良いことだと思い、どうしたらそうできるのかを考える時期がありました。
確かに、一般的に上手くいくアンブシュアの傾向はあります。
それに、凄い技術、素晴らしい音色を持っているプレーヤーの真似を、アンブシュアも含めて真似したくなるのは当然だと思います。
でも楽器の角度や加える深さやマウスピースに当たる歯の位置などは、骨格や歯並びにより、絶対に一人一人違うものです。
世界で活躍するクラリネットプレーヤーたちが、マスタークラスや講習会で来日したときに、人それぞれ自分に合う色々なセッティングの工夫をしながら、構え方やくわえ方をしているのを発見したことがあります。
どこまで一般的な形やセッティングを自分に生かし、どこから個人の違いと思うのか。
正しさではなく適切なところを探るという考えが、アンブシュア迷子防止に必要な考えだったと思います。
悩んでいるときは、考えの視野がかなり狭くなっていると思いますが、目線を上げてみると、【アンブシュアは、誰でも同じはずはない】のです。
(参考:◆アンブシュアで悩んだこと、今までありますか? /0011)
「アンブシュアで悩んだときに、知っておきたい9つのこと。」
1、【アンブシュアは、立体構造である。】
2、【アンブシュアは、誰でも同じなはずはない。】
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