◆【1】アンブシュアは、立体構造である。 /0012

アンブシュア迷子になったときに、基礎知識として持っていたらよかったと思えることを書き出しました。まず今日は、【アンブシュアは、立体構造である】ということ。『アンブシュアで悩んだときに、知っておきたい9つのこと』を、これから9日間、一日一つづつ連続投稿します♪

クラリネット宮前和美


 

アンブシュアで悩んだときに、知っておきたい9つのこと。

 

1、【アンブシュアは、立体構造である。】

 

 

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(たくさんの筋肉がついています。)

 

アンブシュアは、マウスピースに接触している部分の、唇周りだけ、正面から見た、平面で捉えていましたが、そうではありません!

 

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(リードをくわえて操作しているのは、頭全体の表面積の、ほんの1、2cmくらいのこと。)

 

 

左右

上下

縦横斜め

浅いと深いところ

おでこやこめかみ

首や耳やあご

口の中など

広い場所まで連動し、頭の前面にある、球体の上に、筋肉はあります。

 

(あごの下の首にも筋肉が。タンギングに関係します。)

自分の体を、分かっているようで、分かっていない。

実際と自分の認識がずれているところが多くあります。

顔は平面で捉えやすく、見えない分、大きさも曖昧で、3Dで立体的な視点が持ちにくいということなど、アレクサンダー・テクニークのレッスンで、何度も気づかされました。

 

(アンブシュアには直接関係しないと思いますが、頭の後ろにも筋肉が。)

顔の骨に沿っているので、まっすぐ平面上に存在するのではなく、湾曲や凹凸があり、しかも皮膚までは1.2cm位の厚みがあり、その表層と深層で、異なる働きをしている場合もあるんです。

もっと詳細の話は、別の機会で取り上げます。

 

(頭を上から覗くとこんなに縦長だなんて。実感できますか?頭の縦の幅と肋骨の幅はほぼ同じなんですね。)

ある一面や一部だけに固執せずに、マウスピースやリードと、アンブシュアの関係性は、奥行があり、立体構造の中で、セッティングすると捉える。

現実は二次元ではなく、より動きに繋がり繊細に変化するのは、現実通りの、三次元。

そうしてアンブシュアを作っていた方が、上手くいきます。

 

 


(画像:Visible Bodyより)

(参考:◆アンブシュアで悩んだこと、今までありますか? /0011


 

「アンブシュアで悩んだときに、知っておきたい9つのこと。」

1、【アンブシュアは、立体構造である。】

 


 

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5 Comments

  1. こんにちは、コメント欄で質問をさせていただきます
    高校の吹奏楽部でクラリネットを吹いています。

    わたしは音があまり大きくありません、
    今の状態でも悪い音ではないと思うのですが、もっと存在感のある音を吹けるようになりたいです、

    上手な人はみんなそんな音だと思うのです。

    リードとマウスピースの関係ももちろんあるのだと思うのですが
    どうすれば大きな音、存在感のある音を吹けるようになるでしょうか。

    バジル先生のブログも読ませていただいていて、その中に息の圧力の作り方についての記事もあったのですが、いまいち理解することができませんでした。

    そこで同じクラリネットを吹いていらっしゃる宮前さんにお聞きしたいと思いました。

    お願いしますm(_ _)m

    • 辻元さん、こんばんは。
      「大きな音」と「存在感のある音」についてね!
      まず「大きな音」だけれど、どうすれば音量が出るか、楽器の原理を知っているかな?
      そのために、息の圧力がいります。
      それを生み出す方法は、腹筋や骨盤底筋を使って息を十分送り出し、口の中を狭くして息を細く早くして、リードの振動を起こしていること。
      その結果、リードの振れ幅が大きくなればなるほど音量は大きくなります。
      なので、息の使い方が楽器を鳴らすポイントです。
      でも、ただただ大きい音って音楽的にはあまり求められないように思うので、音楽的にどんな音を出したいかという中で、楽器が「鳴っている」「響きがある」というように考えて欲しいと思います♪

      そして「存在感のある音」、これは人によってどんな音をそう思うか違うから、実際に音を聴いたりしないと難しいけれど、いつどんな場面で、存在感のある音を辻元さんは聴かせたいと思っているのかな?
      楽器が一番いい状態で健康的に響くことなのか、楽器の音が他の人の音色と違って浮き上がって聴こえさせたいか、音楽的な表現が素晴らしくて存在感があるのか、色々なアプローチがあるはず♪

      宮前和美

      • 実は憧れている音があって、今はどちらかというと、それを羨ましく思って、自分はその人の音とは多分違うタイプなのに、完全にその人の音になろうとしていることが問題でもあるのかなと思っています。

        その人の音はよく響いていて、太いような音なのに、健康的で、リードもよくて、リードをしっかり振動させることができていると思います。わたしはその人の音が存在感がある音だと思うのです。

        • 羨望感情と向き合ってみようと思います。
          それと向き合えたあとで、今回アドバイスさせていただいたことを参考にしながら自分の思う音に向かっていこうと思います!

          ここに書き込んだことで自分の気持ちが見えてきて問題解決の糸口が見えた気がします。

          非常に勝手ではありますが、ありがとうございました!!

          • 辻元さん

            先日はご連絡ありがとう、返信が遅くなってしまいました。
            憧れの音が具体的なのはとってもいいね!
            真似して近づきたくて上手くなっていくプロセスはどのプレーヤー経験するものだよ。

            辻元さん自身で糸口を掴むことができたようで良かったです。
            また何かあればいつでもコメントしてくださいね♪

            宮前和美

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