◆この楽語を、作曲者が書いた意味と意図が、絶対にある。 /0057

Facebookページ【多くの音楽家が知らないでいる、演奏に役立つこと。】

に2018年3月20日に投稿した記事です。

この楽語を、作曲者が書いた意味と意図が、絶対にある。


「con grazia(コン グラツィア)」の本当の意味はなんでしょう?

譜面に出てきた楽語。

知ってて吹くのと、知らずに吹くのと全く違うよ。

もしここにこの楽語がなかったとしても、音から伝わってくる音楽のイメージだけで曲を表現できるかもしれない。

でもこの楽語を、作曲者が書いた意味と意図が、絶対にある。

なのに、その意味を知らなかったらどうなると思う?


もし、

この意味がもし、麗しいだったら?

この意味がもし、美しいだったら?

この意味がもし、艶(あで)やかにだったら?

同じ明るい曲想の中でも、全然違う音とイメージで吹けるよ。

聴いてて。

そんな風にレッスンしたら、とても興味を持ってくれた。

ほんのちょっとのバニラエッセンス程度かもしれないけれど、言葉のインスピレーションが音楽を変える。


それでは、

「con grazia(コン グラツィア)」

の本当の意味はなんでしょう?

答えは宿題ね。

調べてきてね。

そう言ったら、手の甲にデカデカと書いてました(笑)

忘れちゃいけないこととか、持ち物とか、宿題とか、よく手に書いていたのを思い出しました。

たった一言の楽語から伝わる、作曲者からのメッセージがある。

大切です。


Facebookページ【多くの音楽家が知らないでいる、演奏に役立つこと。】

に2018年3月20日に投稿した記事です。


クラリネット奏者、アレクサンダー・テクニーク教師
宮前和美

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.