Facebookページ【多くの音楽家が知らないでいる、演奏に役立つこと。】
に2018年4月3日に投稿した記事です。
クセとか、習慣とか言うけれど、毎回同じことなんてやってないのに、一つの言葉にしてまとめてしまうの?
リハーサルして練習してきたプラン(Studied Rehearsed Plans)
文字に起こそうと思っていたことも、時間が経つと勢いがなくなります。
文章にも、言葉にも、自分の中に旬があって、そこを捕まえないと面白くない。
ということで、女優であるアレクサンダー・テクニーク教師のキャシーのレッスンが旬なうちに、文章にしていこうと思います。
●本番は練習通りに。
●練習したことが全部発揮できるように。
●毎回どんな状況でも同じように演奏できるように。
そうやって音楽家が練習を積み重ね、本番に臨むことは「あるある」なことですよね?
これもキャシーに言わせると、別の角度から違うように光が当たります。
クセとか、習慣とか言うけれど、毎回同じことなんてやってないのに、一つの言葉にしてまとめてしまうの?と。
「同じことをしようとしても、絶対に同じことなんてできやしない。」
という考えをもとに物事や出来事を見てみると、本番もリハーサルでも練習通りに演奏しようという考えは、不可能を可能にしようとしているように、違って見えてきます。
リハーサルして練習してきたことのプラン(写真:Studied Rehearsed Plans)は絶対にある。
でも、昨日と比べても、30分前とだって比べても、同じようにはそのプランは出て来ない。
だから、リハーサルという言葉に定義させたいのは、「継続する探求と成長」。
リハーサルでも、継続して新しい考えを思いついて、成長し続ける最中ということ。
そしてアレクサンダー・テクニークがそこで役立つのは、「未来に向けて継続する動きに協力する。」こと。
と言うキャシー。
また英語の言葉が、翻訳されて日本語になったときに、理解に直結しにくくなり、変に格好良すぎる状態を生み出してますね。
この現象に名前をつけたいくらいですが(笑)
【来たる本番に向けて、いつだって新しいことをしようとしていて、その質を高めるために、アレクサンダー・テクニークを使い、動きに協力し、探求し、成長していく。】
いつだって、新しい動きになる。
アレクサンダー・テクニークは、動きの質を高めるのに役立ちます。
絶対やるたび練習通りなんかじゃないし、練習通りなんて起こらないのに、そうしようとすると固まります。
直前のリハーサルだって、改めて定義して臨んでみる。
いつでも「継続された探求と成長」の真っ只中である。
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に2018年4月3日に投稿した記事です。
クラリネット奏者、アレクサンダー・テクニーク教師
宮前和美
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