◆体験レッスンの先生側の気持ち。 /0072

今日は朝からレッスン。
体験レッスンもあり、私にとってはレッスンで使い慣れているこの建物もレッスン室も、全て初めての新鮮な環境で、さらに知らない先生にレッスンを受けるという初めて尽くしになる時間を過ごす生徒さんが来るんだなと思って、いつもよりもっと繊細に寄り添っていこうとレッスンに向かう。
クラリネット奏者、アレクサンダー・テクニーク教師 宮前和美

とてもとても久しぶりの投稿となるので、今日のレッスンについて徒然なるままに。
体験レッスンに来ていただいた方は、ブランクがあってでも楽器を再開される、ということで個人的に嬉しくなる。中高の部活でかなり入れ込んで引退した後、楽器はもういいやと辞めてしまい、高価な楽器がずっと押入れに入っているって結構ある話。中高通して6年楽器をほぼ毎日吹いていても、基礎の基礎である呼吸について、曖昧でいる人はたくさんいる。
ほんのちょっと知識があるだけで、ほんのちょっと身体の使い方を変えるだけで、楽器の音は見違えるように変わるのに。
だからこその、クラリネット吹きとして、そしてアレクサンダー・テクニークの教師の観点も混ぜてのお役目であり、嬉しいことに来月から定期的に通っていただけるとのこと♪
今日の数人の生徒さんとのレッスンの中で特に楽しかったのは、かなり速いテンポの楽譜の音の整理整頓作業。本当そんな感じ。ただ音が並んで吹いていて何拍子かもパッと聞き分からない音の羅列だった演奏から、この音は大切で絶対に掴む必要があって、こっちの音はちょっと抜いていい。ここで文節は切れていて、ここは改めて入り直すところ。
そんな風に一音一音役割分担して理解してもらったら、たった十数秒でこそあれ、その曲のキャラクターがくっきり浮き出てくる演奏に。全然ちがーうじゃないですか!と生徒さんに言いまくる。いいねボタンがそこにあったなら、何度も連打していたはず。
一見音の羅列に見える超特急な楽譜でも、ジェットコースターのように急降下やカーブや景色の違いがあるんだってことが伝わっているといいな。

【レッスンはいつでも横浜で受け付けてます♪】
ブランク明けでも、コンクールのためでも、クラリネット以外の楽器でも、演奏時の身体のお悩みも。
7月
10(水)〜15:00まで
12(金)15:30以降
13(土)11:00〜14:00
15(月祝)15:00〜17:30、18:30以降
22(月)16:00以降
24(水)15:30〜18:30、19:30以降
27(土)〜13:00、16:00以降
29(月)16:00以降
横浜市内でのレッスンですが、レッスン場所はご連絡いただいた後お知らせ致します♪
(都内の場合の日時は要相談)
クラリネット奏者、アレクサンダー・テクニーク教師 宮前和美

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.